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2023-01-29 11:24:00

かし保険検査と品質検査Ⅰ

つづく代表の川井です。前回からの続きです。

まず始めに、瑕疵保険の「瑕疵(かし)」の意味ですが、「通常あるべき品質を欠いていること」を指します。

瑕疵(かし)保険とは、新築住宅を供給する事業者に対して、瑕疵の補修等が確実に行われるよう保険加入や供託を義務付けた、国土交通省により平成21101日に施行された制度です。

 

かし保険の内容:

  • 新築住宅を供給する事業者は、住宅のなかでも特に重要な部分である、『構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分』の瑕疵に対する10年間の瑕疵担保責任を負っています。
  • 住宅瑕疵担保履行法は、この瑕疵担保責任を確実に履行するための資力確保措置(保険加入または供託)の、事業者への義務付け等を定めています。これにより、消費者が安心して新築住宅を取得できるようになります。
  • 現場検査は配筋検査と躯体(くたい)検査の2回が行われます。具体的には、構造耐力上主要な部分(基礎や躯体など)や建物の基礎との関連する部分(地業や地盤など)を確認する検査になります。また、雨水の浸入を防止する部分の検査も行われます。

 

住宅事業者様(工務店)は必ず、上記に記載した瑕疵(かし)保険ついて、住宅取得者様(お施主様)に説明しなければなりません。

 

つづく

 

2023-01-20 09:24:00

第三者機関の検査について

つづく代表の川井です。

本日は『第三者機関の検査』について、ご説明したいと思います。

『第三者機関の検査』とは、次の3つの機関を指しています。

①指定確認検査機関による検査:建築基準法に基づき、建築確認や検査を行なう機関

②登録性能評価機関による検査:住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づき、住宅性能評価の業務を行なう機関

③瑕疵担保検査責任保険(10年保証)の検査:特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律に基づき、住宅の検査や保険の引き受けを行なう法人

これらは国土交通大臣から登録を受けた民間機関、指定された民間機関が行っています。また機関ごとに行う検査内容や目的も異なっています。弊社は民間の第三者検査機関として、品質検査を行っております。特に③瑕疵担保検査責任保険の検査と比較されます。次回は、この検査の目的や違いについてご説明したいと思います。

2023-01-14 08:24:00

必要なこと

つづく代表の川井です。

毎年私は日頃より懇意にしていただいている方々と、神社へお参りをさせていただき、『仕事はじめ!』としています。この場をお借りして、御礼申し上げます。いつもありがとうございます。末永いお付き合いをどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

今年は皆様とランチもご一緒させていただき、本年の目標や将来の話をしていました。私にとって最初は夢のような内容の話だったのですが、皆様のおかげでいつの間にか話が進み、各々の役割りや具体的なプランまで、思い描くことが出来、「これは実現できる!!!」とお話の最後には思えました。

このランチのような場所があるのは、お取引事業様を含め、沢山の方々のご支援があってこそと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

2023-01-06 17:31:00

はじめての投稿

つづく代表の川井です。

このブログでは、建築業界(建築現場)について私の目線で思ったことをテーマに書いてゆきたいと思います。私のお客様は、地域密着型の地元工務店様がメインとなります。最初、工務店の皆様に「第三者品質検査」というと、かし保険の検査とか、現場の方に粗探に来た!など、誤解されることが多々あります。その際は「一緒に良い家を作るパートナーです!」とお伝えしています。

それもそのはずで、私たちの品質検査の採用率は全国で年間何十万棟と建てられている住宅のうちほんの数パーセントにも満たないサービスで、まだまだ私たちの存在は知られていないのです。ただ、この仕事を通して提供ができる『第三者の目』は本当に必要不可欠なものだと思います。

お施主様は様々な想いを持って一生に一度、命がけで家を建てられていると思います。その想いを受けとり叶える、工務店様の力に、私はなりたいです。

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